AY阿部 祐樹
Abe Yuki PT, MSc
フレイル対策コンソーシアム
日本がん研究・治療機構 外部研究員
国立大学法人千葉大学医学部附属病院リハビリテーション科にて、理学療法士としてキャリアをスタート。高度急性期医療の最前線で、がん・ICU・NICU・糖尿病代謝内科など幅広い診療科・疾患を対象に、臨床・研究・教育に従事した。脳神経内科ではパーキンソン病(DBS)研究班の一員として研究・院内プロジェクトを推進し、高度専門医療における科学的実践の基盤を築いた。
続いて、地域の中核を担う医療法人本部にて地域リハビリ課課長としてCommunity Based Rehabilitationを推進。介護保険事業の立ち上げから、自治体との協働による一般介護予防事業・地域ケア会議・地域リハ支援事業まで一貫して手がけた。東京2020オリンピック・パラリンピックでは、メディカルスタッフとして車椅子バスケットボール日本代表チームを支え、銀メダル獲得に貢献。
キャンサースキャンでは、新規事業開発担当として0→1フェーズの事業創出から1→10フェーズの拡大・深化までを一貫して担った。マーケティングと公衆衛生を融合させた高齢者向け健康づくり・予防事業を新たに立ち上げ、ナッジ理論を応用したTVCMプロジェクトをリード。KDB・レセプトデータ等のリアルワールドデータ(RWD)を活用したAIフレイル検知・特性分類システムの開発にも取り組み、データ駆動型の予防事業モデルを確立した。
現在は東京大学発のAIスタートアップ・株式会社JDSCにて、DXストラテジーマネージャー / AX・DXコンサルタントとして予防・医療・介護領域のデジタル変革を牽引している。電力データを用いたAIフレイル検知・MCI検知、PHR・IoTによる健康状態の可視化、医療情報連携基盤の構築など、ヘルスケアの社会実装に最前線で携わる。国会議員・内閣府・中央省庁との政策折衝経験も持ち、医療・介護のエコシステム全体を俯瞰した課題解決を実践している。
健康づくり・予防領域における研究推進と社会実装を使命に、筑波大学大学院時代の研究仲間・アカデミアとともに研究チームを立ち上げ、2025年4月、東京都立大学発スタートアップとして一般社団法人HAL Lab.を共同設立。「科学と実践の融合」を軸に、予防・医療・介護のエキスパートが集う専門家集団の礎を築いた。
HAL Lab.では、自治体との連携による総合事業・高齢者保健事業と介護予防の一体的実施、リハビリテーション関連事業など、これまでのキャリアで培った臨床・研究・事業開発の知見を還元している。医療・介護の「現場知」とデータ・デジタルの力を掛け合わせ、地域の健康課題を解決する新たなモデルの創出に取り組んでいる。